今、時代が、そして教育政策が大きく変わろうとしています。そうした状況に流されることなく、常に変わらない人間と教育の本質をふまえて、教育活動をしていきましょう。
今年最初の例会になります。
3つの報告と討議があります。
1つめはNIE活動に二年間参加し、初の18歳選挙に臨んだ生徒の主権者意識を育てていこうとした実践報告で、東京の正則高校の宮尾さんの報告です。
2つめは、「若者・学生・雇用・貧困・奨学金問題を考える」とし、4つの資料を読みながら、高校生たちが現在の厳しい労働環境の中で生き抜けるような進路指導について考えます。
3つめは、長く高校生の表現指導に取り組んできた古宇田さんが、自分史指導を振り返ります。
どうぞ、みなさん、おいでください。
1 期 日 2017年2月19日(日)10:00~16:30
2 会 場 鶏鳴学園
〒113-0034 東京都文京区湯島1-3-6 Uビル7F
ホームページ http://www.keimei-kokugo.net/
3 報告の内容
(1) 新聞読み比べから主権者教育を考える
東京都 正則高校 宮尾美徳
NIE活動に二年間参加するなかで、東京の6紙と沖縄の2紙、計8紙の読み比べを2回試みた。初の18歳選挙に臨んだ生徒が、学校の様々な学びを通してどのように主権者意識を身につけていくのか、新聞読み比べの感想を書いた作文から考えてみた。
(2)若者・学生・雇用・貧困・奨学金問題を考える
茨城県 鹿島高校 久保有紀
今日の高校生、大学生、若者を取り巻く状況は非常に厳しい。将来、卒業生たちが職場でうつ病になったり自殺に追い込まれたりしないように、厳しい時代をしっかり生き抜いていけるように、……いままさに高校教育が問われている。次の資料を読みながら、目の前の子どもたちのことを考え、進路指導について考えてみたい。
資料1 社会問題化する奨学金(岩重佳治)
資料2 ブラック企業対策プロジェクト(被害対策弁護団)
資料3 ブラックバイト問題、高校生の1割が労基法違反の可能性がある(御木本千春)
資料4 「高校生に必要な職業労働教育とは何か」(林萬太郎)
資料5 「抱えている苦しみや怒りを書かせることを通して仲間とつながり社会とつながる」(谷山全)
例会参加予定者は2月12日(日)までにご連絡ください。折り返し資料を郵送しますのであらかじめ読んで来てください。連絡先➞古宇田栄子
(3)自己認識を深めるための自分史指導
茨城 古宇田栄子
私の指導の中心にあったものは、「自分自身を見つめ、他者を知り、いかに生きるかを考える。そのための作文指導はどうあるべきか。」であったように思います。今回は、私の実践の中から自分史の指導を中心にまとめてみたいと思います。
4 参加費 1,500円(会員無料)
連絡先
中井 浩一 鶏鳴学園
メールアドレス ko-nakai@js6.so-net.ne.jp
古宇田栄子
TEL・FAX 029-821-4997
メールアドレス koutaeiko@jcom.home.ne.jp